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2017年 11月 17日

水猫座談会のお知らせ

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11月25日 「アートセッションカワサキ 水猫座談会」

水猫座談会:
天沼春樹(作家・ドイツ文学者)脇田彰(桜本商店街ワキタ洋品店)二反田和樹(アートディレクター)渡辺治(渡辺治建築都市設計事務所)

ARTコンサート:上杉麻子(うた) 坂本紀恵(アート)

日時:11月25日 19時~座談会 20時~ARTコンサート 
会場:川崎ファクトリー
川崎市川崎区鋼管通4-14-18
投げ銭制 宴会付き(一品持ち寄りスタイル)





今回は、「アートセッション川崎」の一貫で、「水に棲む猫」という小説を書いた天沼春樹さんという小説家、地元川崎でまちづくりに取り組む市民、アートディレクター、建築家などを招いて座談会を企画しています。




この小説は、猫は海の中を自由に泳げると大人に教えられたこどもたちが大人に頼まれて、子猫を川に流すという残酷な物語になっているのですが、子猫を川に流したこどもたちは夜ごと、その猫達が海の中を自由に泳いで魚をつかまえるという夢を見ます。

残酷ですが、なにかファンタジーな物語で、それをヒントに今年の「アートセッション川崎」のテーマは「水猫(Water Cats)」にしています。

今年、このテーマにしたのは、2005年のアートイベントの時に、山本耕一郎さんというアーティストが、将来温暖化により上昇する海のレベルを地域に黄色いテープで示してくれていました。その長さは500mに達し、今でも残っています。
海抜2m。その地点は、くしくも過去に記録した津波のラインと一致しています。

過去に、臨海部は津波、大潮、川の決潰(けっかい)など、多くの水害や地震にみまわれており、これからも、かならずや生ずると「想定」され、少なくとも100年後にはベニスのサンマルコ広場のように海の水が地域を覆うようになる。

東日本大震災の時には揺れのために川崎の工業地帯は埋め立て地であるために、液状化が生じて、あわやコンビナートが爆発炎上するところでした。(千葉の工業地帯では実際に爆発炎上しましたが)そのご、川崎の防災のため、数多くのシンポジウムが催され、このようになるという早稲田の濱田政則教授を招いてその惨事の様子を説明もしてもらいましたが、
どうすればよいのか誰もわからず、その内、話題にも登らなくなりました。

環境学者は、CO2の削減をさけんでいますが、いまから削減しても、環境が戻るは気が遠くなるほどの年月がかかり、ほぼ確実に海の水位は上昇すると「想定」した時に、100年かけて、家のつくりなどは、水害が多いカンボジアの家のように高床になるかもしれないし、「水の中に棲む猫
」のように進化して猫が泳げるようになるかもしれない。

人は地球上で唯一「想定」し、作物を計画的に植えたり、災害を回避できる動物ですが、今回は、100年後確実に海水が海抜2mに達するということを「想定」して、上記のように想像することで、被害者が生じないように未来の環境に順応できるかもしれない。
災害は被害者がいないと、災害ではなくなる。

などと考えて、今回のテーマを設定しました。 渡辺治



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by ask2007 | 2017-11-17 17:01 | アートセッション2017


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